番外編 フィレンツェの「おいしいもの」たち

食の宝庫であるイタリア。フィレンツェでもたくさんの「おいしい」に出会うことができました。オステリアからストリートフード、カフェやお惣菜まで、フィレンツェとシエナで出会ったおいしいものをご紹介します!



予約必須のオステリア Il Santo Bevitore


地元の人たちに愛されるオステリア「Il Santo Bevitore(イル・サント・ベビトーレ)」。予約必須というだけあり、開店と同時に一気に満席に!

トスカーナの食材をふんだんにつかった料理の数々はどれもおいしく、ワインとの相性バツグン! おしゃれな店内は壁一面にワインボトルがずらり。

トリッパとフライドスッキーニのパスタ。濃厚なお味にワインが進みます。


トスカーナといえばお肉~!鶏レバーのワイン煮は臭みがまったくなく、まるでフォアグラみたいな上品なお味。


生ハムもいただきましたよん。


このオステリアには、「旅スケ」というサイトで知り合ったひとり旅仲間の方たちと訪れました。

サイトでは本人同士だけでメッセージのやり取りができ、具体的な待ち合わせ時間や、お互いの連絡先を交換するこができます。

偶然にも同世代の女性3人で出かけた評判のオステリア。最高に幸せなひとときでした!




老舗パニノテカ Procacci


1週間の家事放棄を快諾してくれた夫のおみやげを探しに、高級ブランドが軒を連ねる「Via Tornabuoni」を散策。BOTTEGA VENETAでお目当てのアイテムを購入した際、お店の方に教えてもらったのが老舗パニノテカ「Procacci’プロカッチ)」です。


1885年創業のこちらは、フィレンツェに最初にトリュフを持ち込んだのお店だそうで、名物はトリュフクリームをたっぷり挟んだパニーニ。

手のひらサイズのこのパニーニには濃厚トリュフクリームが!ひとつ2.20ユーロというお手軽さもうれしい。

BOTTEGA VENETAの店員さんによるよと、「ワインやスプマンテもいいけど、その場で調合してくれるトマトジュースもおすすめよ」とのこと。

美人の店員さんにオーダーすると、「レモン?タバスコ?ソルト?」と、リクエストをきいてくれます。

わたしは「レモン」をオーダー。さっぱりとした味わいとあま~いトスカーナの完熟トマトが絶妙! 思い出してもよだれがでてきそう~。



食べ歩きにぴったりフィレンツェの「焼き栗」


街歩きをしていると、なにやら良い香りが。。。くいしんぼうアンテナ発動です!香りの正体は焼き栗。かわいいシニョーレが鉄板の上でおいしく焼きあげています。

フィレンツェの焼き栗は天津甘栗とは異なり、甘くないのが特徴。ほくほくあったかい栗は、食べあるきにぴったりです。



スーパーのお惣菜でお手軽ディナー


せっかくキッチン付きのお部屋なので、料理でも。。。と思ったのですが、作る気力はなく(笑)、スーパーのお惣菜コーナーで買ったものを温めてただきました。

牛肉と豆の煮込みにカプレーゼとフォッカチャ。ちょうどテニスのATPツアーが開催されていたので、観戦しながらお部屋でディナー。侮れないスーパーのデリコーナー。本格的な味わいににやけっぱなしです。


温かいごはんを食べられるのもキッチン付きホテルならでは。本当にこのホテルにしてよかった。。。



老舗ジェラテリアVIVOLIのクレマカッフェ


イタリアといえばジェラードが有名で、フィレンツエにもジェラテリアがいたる所にありました。

春とはいえ、まだ肌寒い3月初旬。とてもじゃないけど冷たいジェラードを食べる気分にななれなかったので、老舗VIVOLI(ヴィヴォリ)でクレマカッフェをいただきました。

ジェラテリアに併設っされているバーのカウンターで、「ウン クレマカッフェ ペルファボーレ」とオーダーしてみてください。

冷えたカプチーノカップにバニラのジェラートをたっぷり塗り、そこにアツアツの濃厚なエスプレッソを素早く注ぎ入れてくれます。

寒さやつかれも吹き飛ぶおいしさは思わず「おいしい~!」と思わず口に出してしまったほど。



REDのアペリティーボ


ひとり旅最終日、荷造りを終えた21時過ぎにでかけたのがレップブリカ広場にあるカフェ「RED」。本屋さんや雑貨店などがはいっている一角に、おしゃれなカフェがあるのを街あるき中にチェックしておいたのでした~。21時過ぎを回っても賑やかこの界隈。ホテルから徒歩3~4分というのもうれしい。

こちらのカフェはカウンターで飲み物や食べ物をオーダーするスタイルなので、気軽に利用することができますよ。

飲み物とアペリティーボのセットが10ユーロというお得感もうれしい!旅の終盤のお財布にはうれしかったなぁ。



シエナの小粋なオステリア「Osteria del Gusto」



ひとり旅5日目、思い立って出かけたのがシエナまでの日帰りバス旅行。フィレンツェから1時間半ほどで着くシエナという小さな街の、世界一美しい広場「カンポ広場」がどうしても見たくなって出かけちゃいました。その模様は[こちら]を参照くださいませ。

予備知識ゼロで出かけたシエナ。おいしいお店は裏通りにある!というセオリーのもと、入ってみたのがOsteria del Gusto。

鶏のボードには日替わりメニューを意味する「Menu del giorno」という文字が。



トマトのブルスケッタ!オリーブオイルとお塩だけでも十分なおいしさ。オリーブオイルってこんなに香りたかったっけ?


牛肉のラグー入りニョッキ~。もちもち食感がたまらない!


メインもお肉!なかなかのボリュームでおなかが苦しい。。。




窓際の席に案内してくれたお店の人はとっても親切。なんとかイタリア語でコミュニケーションを取ろうとしたわたしのオーダを、とても辛抱よく待ってくれて……(途中から英語は混じっちゃって、結局英語で会話したけど)。



イタリアで出会ったおいしいものたち。その味、香り、雰囲気までもが大切な思い出。心を込めて、


Era molto buono!
(とてもおいしかった!)

またいつか、きっと。



おいしいものたちリスト
■Il Santo Bevitore
住所:Via di Santo Spirito, 64/66, Firenze

■Procacci
住所:Via Tornabuoni, 64/R, 50123, Firenze

■街角の焼き栗屋さん
住所:フィレンツェのどこか

■KONAD(スーパーマーケット)
住所:Via de bardi 45/47 50125 , Firenze

■VIVOLI
住所:Via isola delle stinche 7/R , Firenze

■RED内のカフェ
住所:Piazza Repubblica,26/27/28/29 50123 , Firenze

■Osteria del Gusto
住所:Via dei Fusari, 9, 53100 Siena



番外編のお財布

■Il Santo Bevitore 20ユーロ(3人で割り勘)
■Procacci 5.7ユーロ
(内訳)
・PANINO TARTUFO(トリュフのパニーニ) 2.2ユーロ
・SUCCO POMODORO(トマトジュース)3.5ユーロ

■街角の焼き栗屋さん 3ユーロ

■KONAD 11.49ユーロ
(内訳)
・FOCACCIA(フォッカチャ)1.8ユーロ
・SPEZZATINO(牛肉と豆の煮込み)6.12ユーロ
・CAPRESE(カプレーゼのサラダ)3.45ユーロ
・SHOPPER MEDEIO(袋代は有料)0.12ユーロ

■RED内のカフェ(アペリティーボのセット)10ユーロ
■Osteria del Gusto 24ユーロ
(内訳)
・COPERTO 2ユーロ
・MENU DEL GIRNO(日替わりメニュー)18ユーロ
・ACQUA NATURALE(お水)2ユーロ


旅の記憶。

年齢を重ねることで得た少しの自由。大人女性よ、 今こそ旅に出よう。 世界にひとりで向き合うことは決して孤独なんかじゃない。 「旅の記憶」は個人旅行の手配やノウハウを綴る、女性による女性のためのひとり旅応援サイトです。