もしも願いが叶うのなら。神様、もう一度モンサンミッシェルへ。

夢のような世界とは、もしかするとこんな景色のことを言うのではないかしら。
そんなこと思ったモンサンミッシェルへの旅。
かなりハードスケジュールだったけど、本当に行ってよかった。

モンサンミッシェルにはガイド付きツアーに参加しました。修道院の歴史をちゃんと知りたかったから。あと、時間が限られているので効率よく回りたかったから。
私の旅のセオリーは「なるだけ自力」ですが、今回、モンサンミッシェルとベルサイユ宮殿は現地ツアーを利用したことで、その利点を改めて実感。
モンサンミッシェルについては、パリから370kmもあるため、移動だけで東京ー名古屋往復することになります。バスツアーなら、スリや盗難の心配もなく眠ることもできる。モンサンミッシェル日帰りとなると早朝出発・夜間到着になるので、体もちょっとしんどい。行きも帰りもしっかりぐっすり眠ることができたので連日の猛暑で消耗していた体力もここでしっかり回復することができました。

岩の山だったモンサンミッシェルに修道院がなぜ建てられたのか。その歴史は1300年も前に遡ります。言伝えによると、モン・サン・ミッシェルからほど近いアヴランシュの町の司教だったオベールの夢に大天使ミカエルが現れ、「あの岩山に聖堂を建てよ」と命じたということでした。ただの夢だと思っていたオベール司教に業を煮やしたミカエルは、3度目の時にオベールの頭に指を突っ込むという強硬手段でお告げを示しました。翌朝、オベールは自分の頭に穴が開いていることに気づいて愕然とし、ようやくお告げが本物だと確信したそうです。写真はその様子を描いたレリーフ。

サントシャペルやノートルダム寺院のような派手さはないけれど、だからこそ余計に「荘厳」と言う言葉がよく似合う。何世紀にも渡って修復が繰り返されているモンサンミッシェルは、それぞれの時代の建築様式が見事に調和していて、建設当時の岩が所々に見えるのも面白い。

 四方が海に囲まれているモンサンミッシェル。夕日に輝くその姿もさぞ美しいことでしょう。

修道院の下は街があり、お土産屋さんやレストラン、ホテルなどがひしめき合っています。おとぎ話の世界に迷い込んだみたい。

こちらが名物のオムレツ。ガイドツアーに申し込んだら自動的に昼食付きになっていました。ふわふわで美味しかったですよー。量もちょうどよかった。

オムレツと一緒にオーダーそたシードル。こちらもとても美味しかった!
が。しかし。この日のモンサンミッシェルは34度。修道院までの道は途中、バスに乗るとはいえエアコンなし。バスを降りたら遮るものが何もない道を300メートルほど歩く。修道院は100段以上もの急な坂を登る。。。
オムレツでお腹いっぱい。そこに結構なアルコール度数のシードル。若干具合が悪くなりました私。。。気合いで乗り切りましたが、ツアー参加者の中には貧血でリタイアする方も。
モンサンミッシェルは軽い登山をする覚悟で臨まれた方が良いと思います。

こちらが今回私が利用した現地ツアーです。
早割などの特典もあるようです。


モンサンミッシェルからパリのアパルトマンに戻ってきた今もまだ、
心はモンサンミッシェルに。
また行こう。絶対に。

そして今度はゆっくり宿泊をして、夕日と朝日に輝くモンサンミッシェルをこの目で。

旅の記憶。

年齢を重ねることで得た少しの自由。大人女性よ、 今こそ旅に出よう。 世界にひとりで向き合うことは決して孤独なんかじゃない。 「旅の記憶」は個人旅行の手配やノウハウを綴る、女性による女性のためのひとり旅応援サイトです。