ひとり旅1日目 世界一美しいミラノ中央駅に降り立つ

成田を13:55分に離陸してから同日18:25分。無事ミラノ・マルペンサ空港に到着。

長かった~(ヽ´ω`)

12時間のフライト時間。映画1本と単行本1冊完読。映画はジミーちゃん(もとい、マット・ディモン)主演の「オデッセイ」を観たのだけれど、日本語字幕がないうえ、閉鎖空間の飛行機で火星にひとり取り残された映画を見る苦行。そういや、タイだかベトナムか忘れましたが、機内で「ゼロ・グラビティ」を観たときも、どんよりしたんだった。

アリタリアのオーディオサービスは、日本映画2本、日本語字幕1本と少なめ。英語に自信がない方は暇つぶしアイテムを持参することをおすすめします。


うわさには聞いていたけれど、想像以上に簡単だった入国審査。腕毛の濃ゆい係員はろくにわたしの顔どころかパスポートも見てるんだかみていなんだか。。。それだけ日本人は信頼されてるってことなのかなぁ。9・11以降のアメリカ入国とはえらい違いです。

預け荷物のピックアップに向かうと、すでにスーツケースが!そうか、プレエコはいろんなことが優先される「スカイプライオリティ」が適用になってたんだった。ここでのロス時間を覚悟していたので拍子抜け。とっととピックアップをして、今宵のお宿があるミラノ中央駅行のプルマン(シャトルバス)乗り場を目指します。


挨拶は世界共通 笑顔で「 Buonasera」

プルマン乗り場は4番出口付近という看板を確認。途中、タクシーの呼び込みを交わしながらとにかく4番出口を目指します。

ん?行き先は全部同じなのにいろんなバスがある。。。

ま、いっか。ミラノ中央駅は終点だし、どれに乗っても同じだろうと、目の前のバスの運転手さんに、とびっきりの笑顔で「ヴォナセ~ラ~」と声をかける。

めっさ強面のおじちゃんだったけど、にっこり笑顔で「Buonasera、Madam(ヴォナセ~ラ!マダ~ム)」とお返事くれた!イタリア滞在中、何度もかけてもらった「マダ~ム」という呼び名。うれしかったなぁ。

調子こいたわたしは、予習していたイタリア語で「Questo Autobus va alla Stazione Mirano chentrale(このバスはミラノ中央駅まで行きますか)?」なんて長文にも挑戦してみる。

「Si!★※▼☓○~~~~」

まずい、中途半端にイタリア語を話したことで、えっらい早口でいろいろ話しかけられている。。。

「Si(そうさ!)」っていってくれてるから、とりあえず乗るバスに間違いはないみたい。イタリア語はわっかりません!をアピールするために、英語で

「片道切符をちょうだいな!(A one-way ticket, please)」

と言うと切符をくれた(8ユーロだった)。簡単なイタリア語だけど、通じたことがちょっとうれしい。

10~15分くらい待ったでしょうか。乗車率90%といったところで出発。夜のミラノ市内を走ります。ああ、ついに来たのね、イタリア。車窓から見えるおしゃれなミラノっ子たちが眩しい。

時刻はまもなく20時。仕事帰りに軽く一杯やって帰路につく人たちなのかな。どこにでもある風景に心がなごむ。

ガイドブックによると、マルペンサ空港行のプルマンはミラノ中央駅の南東側(正面右側)となってましたが、到着したのは北西側(正面左側)。

薄暗くてちょっと怖かったけれど、駅正面の広場に出ればホテルはすぐそこ。世界一美しいと称されるミラノ中央駅ですが、夜の駅周辺はちょっと治安が悪そう。。。

ものっそい早足でスーツケースをゴロゴロ鳴らしな腹広場を横断し、ミラノ中央駅の南東側にある今宵のお宿「Hotel Aosta」を目指します。



この窓からの景色、プライスレス。


ミラノ2泊の宿にHotel Aostaを選んだいちばんの理由は、なんといっても立地の良さ。

ミラノ滞在、最大の目的である「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会、大聖堂までのアクセスは地下鉄を、フィレンツェまでの移動には鉄道を利用するため、利便性を第一に考えました。

しかも、最後の晩餐の予約は8:45分、フィレンツエ行の列車は8:20分と軒並み早い。。。

駅の真横という立地は文句なしですが、周辺にある同クラスのホテルに比べて少し高め(1泊86ユーロ※予約時のBooking.comの価格)です。

が、しかし。

部屋に入るなり、目の前に広がる窓からの景色。なんって美しいのでしょう!!これなら多少の出費も納得です。

この後、朝日に輝く中央駅、夕暮れの幻想的な中央駅など、いろいろな表情を部屋から眺めることができました。

また、フロントもとても紳士的。流暢な英語で対応してくれます。「日本人はバスタブがあったほうがいいよね?」と、無料でバスタブ付きのお部屋にグレードアップしてくれました。これはうれしかった!




お部屋はシンプル&モダン。小さな冷蔵庫があり、水、ジュースなどが入っています(有料)。ドライヤーか壁掛けタイプ。マットのスプリングも程よくかたく、ぐっすり眠ることができました。


余裕で足を伸ばせるバスタブ。バスルームは掃除が行き届いており、とても清潔です。


こんなに駅の近くなのに、周辺はとても静か。


エレベーターのボタンもなんだかとてもおしゃれ。


機内で一睡もしなかったおかげで、体力も限界。ひとり旅1日目の夜は、静かに更けていきましたとさ。

次回は、ミラノ中央駅散策です。



1日目のお財布

■ミラノマルペンサ空港-ミラノ中央駅プルマン(シャトルバス) 片道 8ユーロ


利用した施設

Hotel Aosta - Gruppo MiniHotel

住所: Piazza Duca D'aosta 16, 中央駅, 20124 ミラノ, イタリア

旅の記憶。

年齢を重ねることで得た少しの自由。大人女性よ、 今こそ旅に出よう。 世界にひとりで向き合うことは決して孤独なんかじゃない。 「旅の記憶」は個人旅行の手配やノウハウを綴る、女性による女性のためのひとり旅応援サイトです。