ひとり旅4日目。ルネサンス!ルネサンス!ルネサンス!


フィレンツェ滞在4日目。今日もドゥオモからの鐘の音色が目覚まし。本当にこのホテルを選んで良かったと実感できる瞬間です。


グラデュオモ チャーミング アコモデーションホテルの朝食は、毎朝パンが届けられます。イタリアっぽくあまいコルネット。部屋に設えられたエスプレッソマシーンでコーヒーを入れ、毎日補充される新鮮なフルーツとヨーグルト一緒に朝ごはんをいただきます。


パンは部屋のドアノブに、こんなかわいい巾着に入って届けられます。


今日はりんごのジャムがサンドされた甘いパン。



しっかり朝食を取り、身支度を整えると時計の針は午前10:00。今日はルネサンス時代の珠玉の名画が展示されているウフィツィ美術館をメインに、ダヴィデ像のあるアカデミア美術館、サン・マルコ美術館などを巡る予定。まさにルネサンス!ルネサンス!ルネサンス!な一日。

ウフィツィ美術館の展示作品は2500点とも言われており、全て鑑賞するには1日では足りないともいわれています。1日とまではいかなくても、ここは気ままなひとり旅。ゆっくりのんびり、名画を鑑賞したいと思います!


45もの部屋からなるウフィツィ美術館。もともとは行政機関のために建てられた建物だったとか。フィレンツェカードのおかげで難なく入館できましたが、とにかくすごい人!まだ10時を回ったところだというのにすでに長蛇の列ができていました。

大きな荷物がある人は受付で預ける必要があります。また、日本語対応もあるオーディオガイドをレンタルする場合はパスポートを預ける必要があるのでお忘れなく。

展示されている絵画は、ボッティチェリ作の「ヴィーナス誕生」(タイトル直下の絵)、「春」、レオナルド・ダヴィンチ作「受胎告知」などなど名だたる巨匠たちの作品がズラリ。海外の美術館では写真が基本OKなのでたくさんカメラに収めたのですが、ぜひご自身の目で、傑作たちをご覧くださいませ~。



言葉を失うほどの迫力!ダヴィデ像はすごかった。


名残惜しいウフィツィ美術館ですが、時刻は午後15時。たっぷり半日を過ごしたことになります。やっぱり最低でも1日は欲しかったな。。。と、ちょっと後悔。おなかがすいたので、老舗パニノテカ「Procacci’プロカッチ)」でトリュフのパニーニをいただきました(詳しくはこちら)。


濃厚トリュフクリームの小さなパニーニ。本当においしい!


おなかが満たされたところで、次に向かうは「アカデミア美術館」です。こちらにはかの有名なダヴィデ像が収蔵されています。まもなく日もくれようとしている午後4時過ぎだというのに、こちらもまだまだ長蛇の列が!でも安心、わたしには印籠のフィレンツェカードがあるんですものっ。

言わずもなが、ミケランジェロの傑作と言われるダビデ像。若々しく引き締まったダビデの肉体は、これから巨人ゴリアテとの対決を迎えるにあたり、静かな緊張感を漂わせているのだとか(となりの英語ガイドツアーの一団をこっそり盗み聞き)。

下から見上げることを計算し、頭部は少し大きめに造られているのだそう。


眼を見張るのが、手のリアルさ!

血管が浮き出ており、なんて美しい手なのでしょう。。。

惚れ惚れします。




アカデミア美術館のすぐそばにはサン・マルコ美術館があります。もともとは修道院だったこの場所は、メディチ家の地位を確立したコジモ・デ・メディチの擁護のもと発展してきたとか。彼らによってせっせと集められた古代彫刻や工芸品などのコレクションがあったとのこと。ちなみに、幼いミケランジェロが最初に彫刻を学んだのもこの修道院の中庭だったそう。

現在はフラ・アンジェリコの美術館になっていますが、修道院だったことを思い出しながら館内を見学すると、違った視点で楽しむことができました。



街角のアートたち。


「屋根のない美術館」とも称されるフィレンツェには、20メートル歩くごとに歴史的建造物や美術品に出会うことができます。


シニョーリア広場にあるチェッリーニの「メドゥーサの首を持つペルセウス」。
ちょっとグロいですね^^;


こちらはヴァンディネッリ作のヘラクレスとカークス。


シニョーリア広場に堂々として建つヴェッキオ宮。かつてのフィレンツェ共和国の政庁です。入るとすぐにミケランジェロが設計した中庭があります。

2階を占めるのは「五百人広場」。この日はなにかのレセプションがあるのか、テレビクルーがいました。


レプッブリカ広場のメリーゴーランド。夕暮れ時はノスタルジックなムードいっぱいです。


すっかり日が暮れたアルノ川をヴェッキオ橋から眺めます。



すっかり日が暮れたフィレンツェの街。ドゥオモ周辺もライトアップされ、幻想的なムードを醸し出しています。今日は少し歩き疲れたので、スーパーのお惣菜コーナーで食事を調達。お部屋でゆっくり過ごします。



旅の記憶。

年齢を重ねることで得た少しの自由。大人女性よ、 今こそ旅に出よう。 世界にひとりで向き合うことは決して孤独なんかじゃない。 「旅の記憶」は個人旅行の手配やノウハウを綴る、女性による女性のためのひとり旅応援サイトです。